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12・12の永遠のお別れ

私は小さい頃からおじいちゃん、おばあちゃんっ子でした。実は親からあまりおもちゃとかかってもらった思えもなく、おじいちゃんから真っ白のうさぎのぬいぐるみ、胸にチェックのウールの生地の付いた大きな大きなジャイアントパンダ。姉とひとつづつ。大好きなものをいつも姉とひとつづつ。
おばあちゃんにはどうしても欲しかった、アライグマのぬいぐるみを誕生日にせがったっけ・・・。親には悪いけど、誕生日や、クリスマスに素敵なプレゼントをくれたのはいつも祖父母でした。おじいちゃんは満州に戦争に行ったことをよく話をしてくれました。実は本当のおじいちゃんはその戦争で母が小さい頃に命を落としました。その弟のこのおじいちゃんがその後、おばあちゃんと結婚したんです。
おじいちゃんはもうはちゃめっちゃでお酒を飲むと大変でした。子供の頃でも怖いって思ったこともあったものです。猟銃持ってきたこともあったし。。(汗)

だけどいつでも思いやりがある人間大好きなおじいちゃん。それは何があっても感じていました。

おばあちゃんは昔とても美人でした。この家にとついでよく働くといい評判で、いつでもお掃除、畑のこと、きちんとこなしていたんです。今でもお家の中は本当にぴかぴかで、お座敷の部屋はチリも落ちてないすっきりと綺麗なお家なんです。だって100年以上建っている歴史ある家なんですもの。

小さいときに大きな座敷に家族で蚊帳をつって寝たこと、もちろん蛍も放したりしました。今はありませんが五右衛門風呂にも入ってました。そうそう、、おばあちゃんが蒔きで沸かしてくれるんです。
何も言わないけど何も話さないけど、温かみや、いつも思ってくれて、いつもお祈りしてくれていつもおいしいお米やお野菜を作ってくれて、、。

この家が大好きで、私の小さい頃の思い出がぎゅーっとぎゅーっと詰まった古い古い家なんです。もちろんわらの屋根。ねずみもたくさん(笑)
靴を揃えて無かったらいつも間にか揃えてある。何も言わなくってもきちんといつも揃えていてくれる。
夏休みすんごくわがまま言って、チョコレートケーキ作る材料買ってきてもらって大失敗したっけ?ただ笑って静かに後片付けしてくれたっけ?穏やかに過ごせた幼少時代でした。

私も上阪して社会人になって、、一人暮らしにいつもたくさんの荷物を送ってくれた。虫付きのお野菜、、ちょっと気もちわりっって思いながら、腐らしたこともあるけど、なんとなく自慢だった。

そう、ただただ、自慢だった。太陽の下で、小さい体に大根のように太くたくましい腕。すべすべの肌。牛乳つけたらえんよ。な~んてね。

素直になれなくて、きちんとありがとう言ったかな?きちんと気持ちを伝えることが出来たのかな?

荒くれのおじいちゃんにはやはり曾孫はみんな大好きな存在。たぬきのように大きなお腹。息子とこの前も2人で大きな穴を掘って、やんちゃして挙句おじいちゃん穴から抜け出せなくなっちゃった(笑)休みになると、すぐヒージーちゃんといって電車に乗って一人で和気まで飛んで行ってしまう息子。大好きなおじいちゃん。
ヒーバーちゃんはかわいいんじゃ~!といって優しくしてあげる。

仕事が本当にフル回転の毎日になって、最近足が遠のいていっていた。息子が行って来てくれる事が嬉しかった。電話も出来てなかったな。もっとゆっくり作り時間を作って、旅行につれてってあげたかったな。
足が痛いから、お花の博覧会連れて行ってあげたとき、車椅子があってよかった。喜んでくれてよかった。
近所に買い物をつれてってあげたらすごく喜んだ。私も楽しかった。
そうだ。。。近くっていいからみんなで温泉なんかどうかな?

最近癌が見つかって何度か病院に御世話になっていたおじいちゃん。でもね、すごいの。あんだけ飲んで、あんだけムチャして、心臓がムチャ強いらしく、いつも治ってけろってしてる。でもやはり年は年。少ししんどいかな?でもやめられないお酒。

先日も一日母を借り子供をみてもらいました。その間、おじいちゃんおばあちゃんはいつもの通り、お父さんが作ってくれたお魚を2人並んでいつも通り夕食に食べ、早く休んだのかな?


12日に日付を変えた頃、、きっとその時間は深夜2時頃。鳴って止まない夜に電話。一度は目を覚ましたものの後は寝入ってしまってました。母はたまたまその日は姉の家へ泊まり。朝起きて着信にえらい早くに姉からも電話。メールが来ていた。

『緊急事態、おばあちゃん家が全焼。。。』


即身支度をした。姉の旦那から話を聞く。でも怖くて祖父母の事は聞けない。
車を即飛ばして田舎へ。



悪い夢を見ているのよ。うん、すぐ目が覚めるよ。あ~~もうびっくりした。。。って
だめだめ、うそうそ。うそだよ。
病気もぼけることもなく元気ですり抜けてきたんだよ?!


いつも静かな田舎の道。小さい頃とまったく変わらない。今日はたくさんの車、消防車、救急車。ぽっかり空いた、大好きだった、古いとても古いでも手入れのきちんとした家。無い。

おじいちゃんおばあちゃんがいない。


まだ夢の中だよね。私夢まだ覚めないのよね。

独りになると涙が止まらない。

まだまだうそとしか思えない。今度いったら元通り。テレビも見れない。今日の新聞は絶対見れない。

だって夢だから。

旅行へ行って90歳のお祝いもして買い物したらみんなで笑ったりするんだものね。おじいちゃんの悪口いいながらね。おじいちゃんもそのとき飲んでもいいよ。あまり大声出さないでね。








ごめんなさい。自分の時間ばっか。でもこれ夢でも、、



今まで、愛してくれてありがとう。今まで誰に言ったのよりありがとう、一万回。

小さい頃のあったかい思い出ありがとう。
強さを教えてくれてありがとう。
いきなり連れてきたカナダの旦那さんをいっぱい愛してくれてありがとう。
娘や息子すごく可愛がってくれてありがとう。
おいしい食べ物ありがとう。
ただただありがとう。感謝してます。
最後に一緒にお正月したかったです。いえ一緒にしましょう。

おばあちゃんのように忍耐強く、綺麗好きで、優しくて、
おじいちゃんのように誰に対しても動物に対しても思いやりのある
そして2人のように体の丈夫な人間であるように強く生きていきます。

安心してください。


そして、これにこの話に付き合ってくれた人たちがいたら、周りに火災報知器をつけてない方がおられたらつけることをお勧めします。特にお年寄りのお家。うちの出火原因は漏電です。
私自身もですが、もう一度電気配線の使い方を見直そうと思ってます。

夜中に火がついたらもうおしまいです。祖父母がなくなったとき、川崎市で同じような家事で夫婦が亡くなっています。小さなお子さんのお家も、。一瞬でかけがえの無い命のともし火が消えます。大事な大事な人を失います。これから年末にかけて電気を、そしてストーブを使うことが多いことになるでしょう。

ひどい惨事になる前に火災報知器を古い家の方は是非つけてください。
心かお願いいたします。


受け止めよう。受け止めて前へ進まなくちゃ。きっとおばあちゃん、怒ってる。がんばるからね。
そして人のことももっと考えるからね、おじいちゃんみたいに。






もう一度話したかった。。。お休みなさい。
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by tebera | 2010-12-13 23:11
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